秋葉原無差別殺傷事件に思う

秋葉原で酷い事件がおきましたね。

全ての背景を知っているわけではないので、あくまでも個人的な考えですが、この事件は、分断した社会がもたらした悲劇のように思います。

分断した社会にある壁は、

制度の壁
文化の壁
言葉の壁

かな。社会が多様化して、また、格差が広がってきて、色んな層が生まれてきて、層が違うと価値観が違うため、意思疎通が出来なくなったりして、孤独になったり、フラストレーションが溜まって来たりするのだと思います。

アキバはオタク文化の象徴的なシンボルですが、これも、サブカルで、メジャーな文化から分離した、ニッチなカルチャーです。

そして、そこで行われたのは、現場を携帯のカメラで撮影し、赤外線通信で次から次へと複製する行為です。

これも分断した社会の中で、picture/movieを通して必死にコミュニケーションしようとする姿の現れなのかもしれません。

これは、モラルを逸脱していますね…。そこまですべきではないと思います。

何か、砂漠に直面したような渇きを覚えました...。

[追記]

身内が犯人と同じ会社に働いている人の情報です。

http://d.hatena.ne.jp/boiledema/20080610

これによるとかなり酷い扱いをしているようです。格差社会が産み出した悲劇と言って良いかもしれません。