ネットモンスター

ネットモンスターと言うのは、私が作った造語で、ネット(SNS、メール、チャットなど)になると人格が豹変し、誹謗や他人の人格攻撃をしたりする人の事です。

ネット上では、活発で積極的に書き込みをするが、オフ会とかで会ってみるとおとなしくて無口というのは、かわいいケースですが、マイナスの方向に働くと厄介なのです。

ネット上では、散々人の批判をしている人に直談判をしようとすると、多くの場合、ちょっとした誤解から話が拗れている事が多いのです。

また、その人が持っている負の側面が増長され、モンスター化する場合もあると思います。

SNSを使用する側・運営する側の両方でネットモンスターを数人見てきましたたが、解決するのにはかなりエネルギーが必要であり、厄介なものです。

何故、こんなことが起きるのか考えてみました。それは、実世界のリアル人格とネット上のバーチャル人格が、分離しているからだと思います。

分離していると、理性が働かず、暴走しやすいし、リアル像が見えない分、受け手が言葉に現れていない部分を想像などにより、勝手に補ったりして、誤解の元になりやすいからです。リアル人格とバーチャル人格がさほど違わなければ、大きな誤解やトラブルも起きないと思います。

リアルの場合、相手の表情などのノンバーバルな要素があるので、相手を思いやったコミュニケーションが促進されます。また、コミュニケーションに同時性があり、フェイスツーフェイスは、心理的に言葉を咀嚼することを促し、よりソフトなコミュニケーションへと導かれます。

そう言った意味では、オフ会などで、リアルでの交流をすることは、ネットでは足りない部分を補完するという点で大きな意味があると考えています。

また、各自がリアル人格とバーチャル人格が一致させるように留意すべきだと考えています。日本の場合、欧米よりも匿名が良く使われていて、リアルが隠蔽されやすいだけに、注意が必要だと思います。

皆さんには、リアル人格とバーチャル人格のズレに気を付けて、ネットライフを楽しんで欲しいものです。