IT業界の将来

 IT産業全体に共通して言えることは、プログラミングという作業が、廉価作業可能な優秀なサイトへ集中している傾向がある。サイトとは、ベンチャー企業やインド・中国などの海外サイトのことである。今後は、純粋なプログラマは、どんどん減っていき、ソリューションやコンサルティングを行うSEや各サイト間の調整などを行うマネージャしか大企業の社内には残らないと思われる。

DASHI blogでも同じような事がかかれていたので、引用する。

IT業界の仕事が無くなる時あなたは?

 ”IT業界の仕事が無くなる”、最近日本国内、そしてこちらアメリカやカナダでも良く聞く事だ。
 低コストで商品、サービスを提供する為(サービス提供会社の利益確保)に発足したIT業務のオフショア化に、不景気が追い風をかけオフショア化が加速している事により国内のIT業界の仕事が減る事象が多発しており、話題に上がるようになってきているのだと思う。

どこかの記事で読んだのだが、アメリカでは、今後は、1000万円以上の人と300万円以下の人が中心となり、中間層は全て海外発注先でまかなうという予想が書かれていた。1000万円以上とは、要求分析などの上流工程やマネージャなどの仕事と思われる。300万円以下とは、コーポレートスタッフ的な仕事と思われる。これから、生き残るためには、プロジェクトマネージャや、システムなどのアーキテストなどの技術を学んでいく必要があると思われる。

DASHI blogでも同じような事がかかれていたので、引用する。

上流工程であるどういう仕組みでシステムを組み立てれば生産性を上げられ、拡張性を保て、柔軟誠意を確保するかという思考過程に関しては、数より質になる。個人の能力が問われるのだ。考える作業だから人手がいればなんとかなるという訳でもなく、人手が多すぎるとかえって考えがまとめられなかったりする(多くはまとめ役の力不足が大きく理由として上げられるが...)。
 同じように、ソリューションというのは問題があって始めて提案、創出されるモノである。インドや中国にいて日本向けのソリューションを提案するは難しいだろう。同じ国の文化、情報を理解できるからこそ、課題、問題が見つけられ、それに対するソリューションが考えられるのだと私は思う。
 その点、ソリューションの提供(企画)、上流工程という点では力を付けられれば、まだまだIT業界でもやっていけるし、これから稼ぎの差が出てくる中でこのような力を付けている人間は稼ぎ口になっていくだろう。
                      :
 俗にいう企画屋、企画されたモノを作る為の下地、計画、予算集めをするプロデューサ、実際のExecutionをするプロマネ、マネージャ、コンサルタント、アーキテクトといった新しいモノを考えられる人間、少人数で多くの人間を扱い大きなモノを作る工程を管理できる人間になるのだろう。