ブログのパラダイムシフト

 BOXER*の小川さんが、イントラブログを提唱している。

 (*)BOXERとは、日立製作所による国内の中堅・中小規模の企業や教育機関などを対象にした企業内のイントラネットを、ブログベースで構築するサービスだ。

 ビジネスブログの実例:社内(イントラブログ)>コラボレーション型(BOXER TALK)

イントラブログとは、次のいずれかに該当する。
- イントラネット内にあるブログ
- RSSフィードを可能としたイントラネット
そして、イントラブログは3つの体系を為している。
1. トップダウン
2. コラボレーション型
3. プロジェクト型(コラボ型の変形である)  

 小川さんは、先日述べた トップダウン型に続いて、コラボレーション型について、以下のように定義している。

 僕が提唱するイントラブログの、トップダウン型に続く進化とは、インターネットにおいて自然発生したブログによる緩い連携がイントラネット内に持ち込まれることだ。これをコラボレーション型イントラブログと呼ぶ。
 また、小川さんは、ブログがナレッジマネジメントツールとして情報流通の1つの革命=パラダイムシフトとなると言っている。
 社員がブログを通じて自発的に情報発信を行い、これがこれまでのイントラネットに無い情報の連携とビジネスチャンスの連鎖を生む。縦割りの組織構造を超えて、横のつながりによる情報共有、つまりコラボレーションが生まれるのである。コラボレーション型イントラブログが普及したとき、企業内の真の情報共有は実現し、そしてそれは情報連鎖となって新しい事業の萌芽へとつながると思う。社内ベンチャーや社内エンジェルといった存在も発生するのではないだろうか。これこそがイントラブログ革命、と呼べる大きなパラダイムシフトとなると僕は考える。
 パラダイムを起こすキーは、企業内で自由に発言し、それが喝采を浴びる事が出来るような、自由闊達な企業文化へと変革していくかにかかっているように思う。
[ご参考]
★ 企業内Blogは使い物になるか? 日立BOXERBLOGに見る方向性(ITmedia)