VoiceXML

 ユーザーが音声と電話を使ってアプリケーションを制御できるようにする仕様であるVoiceXMLが標準化へ更に前進した。

VoiceXML』仕様がさらに前進

 業界団体 VoiceXML Forum は3日、『XHTML+Voice Profile (X+V)』仕様の最新バージョン 1.2 をリリースした。同時に、Web 標準化団体 World Wide Web Consortium (W3C) が『VoiceXML 2.0』仕様を勧告候補から勧告案に進めたことへの支持を表明した。X+V 仕様は、XHTMLXML Events などの成熟度の高い一連の Web 技術を、W3C の『Speech Interface X+Framework』(音声入出力インタフェースフレームワーク) の一環として開発された VoiceXMLXML 文法と統合することで、標準的な Web コンテンツにおける音声対話を実現するもの。音声合成、音声対話、コマンドと制御、音声文法、イベントモデルの再利用をサポートする音声モジュールからなる。

 VoiceXMLは、UD(Universal Design)を実現する仕様と言う事で、個人的に応援している規格である。UDソフトとして、VoiceXMLが使用されている例として、IBM社が開発したWebSphereVoiceServerがある。今後もこのようなUDソフトが沢山この世に出てくることを望む。

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