プログラマーのキャリア

オフショア開発で明暗別れるプログラマーのキャリア[梅田望夫・英語で読むITトレンド]

 このblogで、梅田さんは、Business Week誌最新号「SOFTWARE」から、アメリカにおけるソフトウェア・ピラミッドについて引用している。日本でも同様なことが起こり得ると警告している。ソフトウェア開発には、6つの階層があるそうです。纏めると以下のようになります。

(1) Architect
(2) Researcher
(3) Consultant
(4) Project Manager
(5) Business Analysts
(6) Basic Programmers

(1)は、年収は15万ドルから25万ドルで、アウトソーシングの影響はいっさい受けない。
(2)は、年収はアカデミアだと5万ドル。在野だと19万5000ドル。基本的にはこの階層の将来は明るいが、この仕事もオフショアに出て行く可能性がある。
(3)は、年収は7万2000ドルから20万ドル。この階層の将来は明るい。
(4)は、年収は9万6000ドルから13万ドル。ここでいいマネージャーになれば、仕事は安泰。
(5)は、年収は5万2000ドルから9万ドル。ビジネスセンスがあって、コミュニケーションスキルがあるプログラマーにとって比較的安全な場所(仕事が外に出て行かない)。
(6)は、年収は5万2000ドルから8万1000ドル。仕事が海外に出て行ってしまうという意味では、ここが一番危ない。この階層における仕事の18%が、6年以内に、オフショアに流れていくというのがフォレスターの予想。
 
 上を目指せば目指すほど、仕事が安泰であるようである。いつも向学心をもって、新しい知識を貪欲に吸収していく必要があると感じた。