メディア業界のボーダーレス化

 asahi.comでこんな記事が有った。
NHKの五輪メール

 アテネ五輪でNHKは、携帯電話向けのメールサービスを使って日本選手のメダルラッシュを速報した。「番組の広報」とするNHKは、受信契約を結んでいるかどうかにかかわらず、申し込んだ約3万人に無料で提供した。同様のサービスは新聞社や通信社もすでに行っている。日本新聞協会メディア開発委員会は「他のニュース分野にも広がると、先行する民間サービスを圧迫することになる」と懸念している。
 メディア開発委員会委員長を務める箕浦啓進・東京新聞メディア局長は「NHKは番組の広報というが、実態はニュース速報だ。黙認されると、今後スポーツに限らず、他の分野のニュースにも広がっていくおそれがある」と話す。
 有料の携帯サイトで同様の速報メールサービスをしている時事通信社は「NHKが公共放送以外のインターネットや携帯電話向けに、無制限にサービスを拡大していくことには懸念を抱かざるを得ない」という。
 この記事を読んでちょっと疑問に思ったのは私だけだろうか?日本新聞協会メディア開発委員会は、自業界の縄張りを侵すなといいたいのだろうか?
 個人的には、メディア業界もボーダーレス化し、お互いに進出し合って更によりよいサービス向上の契機となって欲しいと思っています。