BladeSymphony

 日立がBladeSymphonyという新しいサービスプラットフォームを発表した。サーバ、ネットワーク、ストレージを統合した製品は業界初だそうだ。

2年を経て実現、日立が変わるBladeSymphony

 「これまでの日立は、どちらかというと事業部主導の製品提供だった。BladeSymphonyは、日立が持つ広範囲の製品を統合し、ユーザーニーズに応えたもの」。そう語るのは、日立製作所 執行役専務、情報・通信グループ長&CEOの古川一夫氏。

 日立にしては、異色の製品だと思う。従来は、事業所ごとにバラバラに製品を出していたが、今回は事業所の壁を越えて1つのラックに纏めて1つの製品に仕上げたところが、かわりつつある日立を感じさせた。

 日立は、技術の日立と言われているように、設計・開発現場におけるボトムアップ的なものづくり活動から製品が生み出されることが多い。そのボトムアップ的な生産活動が、事業所を越えて連携したケースとして注目したい製品である。