ウェブログは報道の形を変えるか?

 カリスマコンサルトの木村剛氏が、BizPlusでブログの今後について以下のような発言をしていた。大変興味深い内容だったので、引用する。

ウェブログは報道の形を変えるか?

  「良い物は売れる」というのは誤りであり、「売れるものが良い物」なのだ。中長期的に見れば、マスコミについても同じことがいえるだろう(無論、俗悪な暴露趣味に走る危険性もあるが……)。情報の受け手であるわれわれが良識的に見て、本当に価値があると思える報道が、良い報道なのである。ウェブログが急速に普及していけば、情報の出し手ではなく情報の受け手が価値を決めていくようになる。そして、価値があると認められた情報が広まっていくというパラダイムシフトが起きるのかもしれない。
 ウェブログの展開には要注意である。

 最近思ったのだが、新聞やTV(ニュース)の既存のマスコミの存在意義が薄くなってきているように感じている。なぜなら、インターネットで真に必要な情報は簡単に手に入れることが出来るからだ。勿論、大量に溢れる情報の中から有用な情報をGetする技術は必要ではあるが、その技術さえあれば、新聞やTV(ニュース)は要らないように感じる。最近の有用な情報は、ほとんどWebやブログで入手しているため、そのように感じている。今後は、木村氏の言うようにブログが中心となっていくと思われる。そうなると、PULL型の情報発信が中心となるため、情報の出し手ではなく情報の受け手が価値を決めていくというパラダイムシフトが起きる可能性は大きいと思う。ただ、ダイヤル回線のように地方などで新聞やTV(ニュース)を必要としている受信者層もいると思うので、完全にはなくならないと思うが、経営が苦しくなっていくように思われる。マスコミ業界も電気通信業界と同様、淘汰の時代が間もなくやってくるだろうと思う。