EAの実状

 以前、ココで述べたEAについて、富士総研が上場企業202社に対してアンケートをした結果がWebに載っていたので以下に抜粋する。

エンタープライズアーキテクチャ(EA)に関する上場企業へのアンケートを実施

 纏めると以下のようになります。

1. 35%の企業がEAに目覚め、45%がいまだ沈黙
2. 現時点でのEA的取組みは必ずしも全体最適に結びついていない
3. 課題に応じたさまざまなレベルでのEA導入が重要

 真の意味でEAに取り組んでいる企業はほんのわずかのようです。EAが出来るレベルに達していないことの現れでしょう。また、企業内の様々なビジネスプロセスで使用する情報のデータ形式を把握しきっていない現状の問題が浮き彫りになっていると思われます。更に、EAの実例が乏しい現状では、EAを使いこなせる状況に無く、EAをケースに応じて使うような柔軟な使い方が出来ていないようです。EAが最適解とは思いませんが、フレームワークに拘らず自己流に進める旧態の企業が未だに多い現状は変えていく必要があるように思います。