セキュアOS
OS の脆弱性を狙ったウイルス/ワームや不正アクセスの被害の増加等による情報セキュリティ意識への高まりに伴い、Trusted OS やSecure OS が注目されている。
Trusted OS とは、1985 年の米国国防総省指令で規定されたセキュリティ製品の評価基準TCSEC (Trusted Computer System Evaluation Criteria)及びTCSEC の補足規定集(レインボーシリーズ)において、B-Division に準拠する全てのセキュリティ機能を有しており、B-Division 以上の認定を受けたオペレーティング・システムのことである。
Secure OS とは、TCSEC B-Division に準拠するセキュリティ機能を部分的に有するオペレーティング・システムを指すことが多い。また、Trusted OS とは異なり、政府機関や第三者機関による認定を必要としない。(p25-26)
Trusted OSやSecure OSの実装のために、MiscoSoft社がガバメント・セキュリティ・プログラム(GSP)の形で条件付ソース公開を行っているのは注目すべきことと思う。
同研究会で、MicroSoft社の取締役東貴彦氏は、以下の資料を発表している。
☆ マイクロソフトのシェアードソースプログラムおよびガバメントセキュリティープログラムについて
今後は、ユビキタス・ネットワーク時代の到来を目前として、オープン・クロースドの中間的ポンジョンのようなコンバージェンス(融合)現象が増えるのではないかと思う。
例えば、以下のようなケース。
◎ ハード・ソフトの一体型サービス製品
◎ 情報家電(デジタル・ネットワーク型家電)