2034年にはどうなっているか

 ネットで、将来のコンピュータ・インターネットの予測について書いてあるサイトを見つけたので、以下に引用する。

2034年にはどうなっているか

 ムーアの法則によれば、コンピュータの処理能力は 18 ヶ月で倍になるとされている。ということは、2034 年にコンピュータの処理能力は 100万倍になる計算だ。インターネット帯域幅に関する Nielsen の法則によれば、家庭への回線速度は毎年 50 %向上する。2034 年には 20 万倍の帯域幅になるわけだ。

その年、私のコンピュータは 3 ペタヘルツの CPU、ペタバイト級のメモリ、0.5 エクサバイトのハードディスク相当の記憶装置、毎秒 0.25 テラビットのインターネット接続を持つことになる。

 CPUは、実現できるかどうかは分からない。理由は、放熱の問題があるからだ。一般的に周波数が上がるとそれに伴い、放熱量が増える。破壊的技術イノベーションが起これば話は別では有るが…
 また、メモリも実現できるかどうか分からない。年々、CPUが高速化しており、メモリ<=>CPUの転送速度の向上が求められているが、CPUの処理スピードについていけるバスの転送速度を実装するのは大変難しい。理由は専門的になるので割愛するが、スピードのギャップを埋めるために、キャッシュがあるわけであるが、キャッシュを意識したコンパイラの実装もなかなか難しい。メモリの容量を増やすのは簡単であるが、メモリの容量を十分に使いこなせる技術が出てくるのかどうかは懐疑的である。
 ハードディスクは、実現可能だと思う。現在、ストレージ技術が急速に進んでおり、この分野が一番進んでいると思う。ただし、パーソナルユースとしては、無理でエンタープライズユースとしての実現となるであろう。
 ネットワークも、実現可能であると思う。理由は、これまでに書いてきたとおりである。
 将来は、クライアントは、必要最小限のものとなり、アプリなどのインテリジェント機能は、ほとんどサーバ側で行われるような気がする。そうすれば、冷却装置や、セキュリティ装置など大規模なシステムをユーザー側が持つ必要は無いからだ。