ブログの信頼性向上

 ITmediaにアメリカでのブログの個人情報と企業の検閲などについての興味深いアンケート結果が載っていたので引用する。結果に対して、私なりの個人的な考えを書いてみました。皆さんも、是非、コメントにて意見を聞かせて下さい。

ブログで言論の自由は認められるべきか――米Hostwayが調査 - ITmedia NEWS

 ブログにおける他者の情報公開については、大部分が消極的意見であった。ブログであってもプライバシーを尊重すべきという考えでしょう。ただ、有名人等、公知のものについては、公知度の割合が高いほど許容度が上昇するようです。

 他人の住所などの個人情報をブログで公開する権利をめぐっては、民間人の個人情報については80%が公開を認めるべきではないと回答。セレブやスポーツ選手など有名人については72%、裁判官、市長など公職者については68%が、公開を認めるべきではないとの意見だった。

 新聞など既存のマスコミとの信頼性を比較すると、1/3ほどが信用するとの回答。あと1年もすれば、過半数が既存のマスコミと同等の信頼性があると回答すると予想する。全てのブログが信頼できるとは言えないが、信頼できるブログや価値あるブログを検索できるようになれば、信頼性が高まっていくのではないだろうか。ブログやRSSサーチエンジンの普及の度合いによるところが大きいと思います。

 情報源としてのブログの信憑性については、ブログは新聞記事やテレビ・ラジオニュースと同程度またはそれ以上に信用できると答えたのは28%〜 30%。広告に関しては、ブログはテレビCMと同程度以上に信頼できると45%が回答、インターネット広告との比較でも45%が同程度の信頼を寄せていた。

 従業員は、ブログ執筆活動を含め、自社の営業秘密を公開するような企業活動の妨害をしてはならないという考えは、大部分と思いきや、60%にとどまった。消費者の立場としては、商品の情報や知識を入手したいという考えがある反面、企業の一員としては、不利となる情報を公開してはならないと言う考えがあり、折衷した結果になったものと予想する。

 「企業が自社のブログに掲載される内容を検閲するのは容認できる」「従業員がブログで企業や製品についての独自情報を公開するのは認められるべきではない」との意見は約60%が支持。「ブログに掲載した内容を根拠に従業員を解雇する権利が企業にはある」との見方も4人に1人が支持した。