次世代インターネット

 以前にも、このβ.で取り上げたが、政府は現状の設備で足りていると判定しているようだ。特定区間での不足と言うのは、恐らく首都圏のP2Pユーザーやストーリーミング受信者など帯域を圧迫するユーザーを沢山抱えているISPのことを言っているのだと思います。総量というのは、地方のインターネット環境も合算した結果であり、実際は、上記のようなケースが深刻になると思われる。首都圏だけでも先行して、INTERNET2などの次世代インターネットを導入すべく研究を先行してしておくべきではなかろうか?

光ファイバの総量は足りている」,総務省が次世代IP網WGで明らかに(ITPro)

 総務省は3月10日,「次世代IP網ワーキンググループ」の第3回会合を開催した。この会合では,急増する日本のインターネット・トラフィックに対応できるIPインフラを構築するために,通信事業者やメーカーが集まり現状のインフラの問題点や技術開発が必要な事項の洗い出しをしている。
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 また,光ファイバを設置している通信事業者へのアンケート結果に基づく中継系光ファイバの利用状況の推移も公開された。2003年の光ファイバの総延長は694万6000km。そのうち63.2%に上る439万3000kmが未利用であった。「特定区間での不足があることは分かっているが,光ファイバの総量は足りている」(総務省)とした。

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PtoPトラフィックに苦悩するプロバイダ,次世代IP網WGの場で状況を吐露(ITPro)