サービス時代

 昨日もココで少し触れたが、これからは、ソフト・ハードよりもサービスが主流となると思われる。サービス、特にBPO(Business Process Outsourcing)が中心となると思われる。

☆ ハードやソフトより「サービスを売る」:IBMのグリッドポータル構築支援サービス

岩野氏は「2004年はグリッドとオートノミックコンピューティングが融合する年だ」と説明する。グリッドの状況をオートノミックコンピューティング技術で認識し、動的にリソースを追加したりジョブの割り当てを行ったりすることができるという考えだ。しかし、オートノミックコンピューティング技術が普及すればソフトウェアに対するニーズは薄れ、グリッド技術が普及すればハードウェアも売れなくなってしまう。この点を認めたうえで岩野氏は、「だからこそサービスビジネスが促進される。コンポーネントをいかに組み合わせて利用するかといったコンサルテーションが重要になるのだ。IBMPricewaterhouseCoopersを買収し、SI事業からBPOへとシフトしているのもこの流れを表すものだ」とし、IBMがさらにサービス企業へと発展していく方向性を明言した。

 岩野氏のコメントにも有るように、ソフトはオープン化、ハードは低価格競争により、それぞれ低コスト・コモディティ化しているので、今後の価値創造できる分野は、サービス、とくにBPOになっていくと思われる。