広告メディアとしてのBlog

 noglogに広告媒体としてのBlogについて書かれていました。日本でも徐々にネット広告会社がBlogに目を向けているようです。

http://nog.typepad.jp/noglog/2005/03/post_6.html

・「広告媒体としての可能性」と「企業側の懸念」のギャップを埋める新しいビジネスとして、「Blogネットワーク」とよばれるサービスが出現しているようです(Blogads や Weblog などにより提供)。これは基本的に、サービス業者が一定クオリティを満たすBlogサイトを審査・登録し、それをネットワーク化することで、広告スペースを仲介販売するという事業モデルです。

 ネットは、手軽に広告を掲載できるが故に、企業のブランドを損なわないかなど、企業側に憂慮すべき事柄は多いのが現状であるようである。

・しかし記事中でも述べられているように、Blogネットワークはビジネスモデルそのものに矛盾を抱えているという見方もあります。これはBlog ネットワーク業者が、一定以上のクオリティをBlogサイトに要求するようになれば、その分Blogサイトの魅力が薄れてしまうという点です。確かに読者が、Blogサイトに期待するのは、新聞等で報じられている内容(正確性)ではなく、独自の意見や見方、可能性などについての内容であったり、また一般読者とのインタラクティブなやり取りであったりします。それがサービス業者の管理によって制限されてしまうとなれば、Blogサイトの魅力も半減してしまいます。

 広告として機能するためには、Blogに対して一定の制約が必要であり、そこに広告メディアとしてBlogを登用する際、足枷となってしまう矛盾が発生しているようである。

 Blogとしての自由奔放さと広告としてのビジネス性を両立させるのはなかなか難しいようである。