将来のOS(OS2.0)

 GoogleGoogle SpreadsheetsGoogle CalenderなどのWebサービスを提供している最近の動向に関連して以下の興味深いエントリがあった。

ウィンドウズがデバイスドライバになるとき

ウィンドウズに対する脅威はOSではなく、別の階層から来るだろう。それはおそらくブラウザで、それさえ動けばOSは何でもよいし、なくてもかまわない。事実、ネットスケープはコードをJavaで書き直してOSに依存しないブラウザを開発しようとしたが、失敗に終わった。

今、グーグルが実現しつつあるのは、このOSのデバイスドライバ化だ。ウェブに加えて、メール、カレンダー、スプレッドシート、文書作成(Writely)が使えれば、ウィンドウズ上のアプリケーションはほとんど必要なくなるかもしれない。

「OSとしてのブラウザ」時代、いよいよ到来か?

サービスベースのエンタープライズアプリケーションの成熟が進んだことで、ユーザーは、Web経由で実行され、Webブラウザに提供されるアプリケーションを従来よりはるかに快適に利用できるようになった。また、最近のAjaxの進化に伴い、現在のブラウザベースのアプリケーションは、GUIの洗練度と対話性が高いレベルに達しており、OS上で直接実行されるアプリケーションとほとんど見分けがつかない。

 こうした一連の展開はわたしにとっても、OSとしてのブラウザの可能性を信じる十分な材料だ。

 そこで、将来のOSのあり方について自分なりに想像を膨らませて見た。

 従来は、OpenOfficeなど、クライアント側で、作業していたものをあちら側でするようになる。つまり、Webサービスとの連携強化、親和性の強化がなされる。
マシンに不要なソフト・データ、高価なソフトを積む必要がなく、廉価でセキュリティを高めることが出来るようになる。
具体的には、メニューから文書の作成を選択すると、文書作成のWebサービスを自動的に呼び出すようにするなど。

  • (2) OSのブラウザオールイン化

 従来は、WindowsLinuxのウィンドウが主なワークプレースであったが、これからは、ブラウザがワークプレースとなる。ブラウザから、OSの各種処理を全て行うことが出来る様になる。また、各種アプリケーションの実行も、ブラウザから行うことが出来るようになる。

 提供するサービス元が、クライアント側にあるのか、サーバ側にあるのかは、ユーザは普段はあまり意識しないようになる。要するに、クライアントとサーバのボーダーが曖昧になっていく。
 パワーユーザの場合は、各種操作のAPIは、ローカルかグローバルかを設定により切り替えるようにする。(ローカル:自マシン、グローバル:ネットワークに繋がっているサーバ)また、用途・目的に応じてカスタマイズが出来るようにする。また、プロファイル化して、使用場面に応じて、選択できるようにする。

 皆さんは、どのように考えるでしょうか?