Web2.0のアーキテクチャ

 CNET/Jに、Web2.0のエントリが載っており、興味深かった。
Web 2.0:次世代ソフトウェアのデザインパターンとビジネスモデル(前編) - CNET Japan

 O'Reilly Mediaの「FOO Camp」カンファレンスで行われたブレインストーミングセッションで作成されたWeb 2.0の「ミームマップ」をざっと眺めてみると、Web2.0というのは、コンセプト構築中で現状のWeb最先端技術を寄せ集めたものに過ぎないというのが第一印象。一般の人から見たら、コンセプトが曖昧で、また範囲がどこからどこまでなのが分かり難いのが課題ではあるが、少なくともWeb2.0アーキテクチャが従来のWeb1.0とは異なって来ているのが、人を動かすパワーとなっているのは確かだと思う。ここから、色々なビジネスモデルが生まれてくるのは間違いないと思う。

 自分なりにWeb1.0Web2.0アーキテクチャがどのように違うのか、以下に纏めてみた。

・ユーザーのスキルにサービスが左右される(ユーザーがサービスを改善していく)
・システム間の連携度が高まる(Webをプラットフォームとし、さまざまなシステムがWebAPIを通してつながる)
・アクセスコントロールが緩くなる(基本的にユーザーを信頼する方向に進む)
・情報の流れが分散化していく(Blogにより情報が伝播していく)
・ユーザーへのエンパワーメントが進んでいく(ユーザーが自分で色々と機能を作り上げていったり、情報を収集・発信していけるようになる)

 以上のような変化を上手く捉えていくことが、Web2.0が発展していくために必要なポイントではないでしょうか。

 以下、参考サイト。
http://www.webstaff.jp/blog/archives/2005/07/web20web.html
Web2.0 が直面する 10 の課題 | 秋元@サイボウズラボ・プログラマー・ブログ