Book

フーチャリスト宣言

本書は、著名なコンサルタントである梅田望夫さんと脳科学者である茂木健一郎さんのコラボレーション作である。ネット社会の本質を突き、さまざまな問題提起や気付きを促す優れた本だと思いました。今回は、印象に残った部分を引用し、自分なりの解釈を書い…

ウェブ人間論

今年最初に読んだ本で、去年の販売時よりずっと読みたくて仕方がない本であったが、ようやく読むことが出来たのだが、総じてこれまで書いた記事とシンクロする部分が多かったので、その部分を踏まえて書いてみる。ウェブ人間論 (新潮新書)作者: 梅田望夫,平…

情報社会学序説(第5章)

第5章では、情報社会の新しい潮流について言及している。 筆者は、スマートモブズについて以下のように表している。 モバイルでパーベイシブな情報機器を巧みに使用し、そのさまざまな作用――善悪両面での――を受けたり及ぼしあったりする環境の中で生活する…

情報社会学序説(第4章)

第4章では、近代社会の三つの原理と領域:公・私・共について、言及している。特に、印象に残ったのが次の箇所である。 私は、コミュニティを取り巻く生存環境の状態を、生存しやすいものから順に、 1)見えざる手状況:私的、個別的な競争が全体にとって…

情報社会学序説(第3章)

第3章は、智民(筆者は、ギークやハッカーなど特定の分野・技術に長けた新世代の人々を総称しているようである)たちとコンピューターの共進化について詳しく書いている。 智民については、以下を参照のこと。 http://ised.glocom.jp/keyword/%E6%99%BA%E6%B0…

情報社会学序説(第2章)

筆者は、様々な社会的事物を定量的に評価するという試みをしていた。 現在定着している社会的事物は、それまでに「形成」、「出現」、「突破」、「成熟」の四つの局面を経過して、「定着」局面――場合によっては「衰退」や「消滅」をも含む――に入っていると想…

アルファブロガーの本の出版をお手伝いしました

私にとっては、「オフィスからパソコンがなくなる日」に続いて2冊目に関わった本です。 FPNの有志と分担して、コンテンツを作りました。タイトルは「アルファブロガー 11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから」で…

情報社会学序説(第1章)

情報社会学序説を読了した。この本は、最近のネット界(著者はラストモダンの時代と提唱している)の現象とそれに対する洞察が書かれていて、非常に参考になった。おそらく、ここまで包括した書籍は、これが初めてであり、あちこちに散らばっていた私のネット…

オフィスからパソコンがなくなる日

有志として、本出版に関わりました。タイトルは、「オフィスからパソコンがなくなる日」です。Amazonでは、現時点(5/21 6:00)、在庫切れのようですが・・・(汗)店頭では、そろそろ販売していると思います。販売開始は、5/20です。(補) 5/21 20:00現在、A…

ITにお金を使うのは、もうおやめなさい

edtechさんに、昨年論争を引き起こしたニコラス・G・カーの「Does IT Matter?」が本になったことを教えられて早速購入し読了した。『ITにお金を使うのは、もうおやめなさい』 ニコラス・G・カー著 ランダムハウス講談社 (原書名 Does IT Matter? Informat…

「ここがおかしい!」と言えるサラリーマンになる!

最近読んだ本で、これは参考になる!!と思った本があったので紹介する。長い間、会社で働いているとこれは「おかしい」と思うようなことがあっても、言わなくなったり、感覚が麻痺してしまったり、問題から目をそらしてしまったりして、折角の成長の機会を…

Grid Computing

グリッドコンピューティングに関する本格的な本が遂に出ました。408ページにわたってグリッドコンピューティングの概念、歴史、実装などが詳細にわたって書かれています。グリッドコンピューティングは、次期に注目されているプラットフォーム技術の1つで(…

質問力

2003年度の流行キーワードということで気になって以下の本をGetした。amazonによると、「質問力」のキーワードでは1位だそうだ。amazonによると評価は2分される。丁寧すぎでかったるいという人もいれば、具体的で分かり易いという人もいた。私は後者の方だ…